こんにちは!。(kuten)です!
最近、「金利が上がる」というニュースをよく見かけるようになった。
でも、投資をしている人からすると、正直ちょっとドキッとする言葉かもしれない。
「金利が上がると、投資信託は下がるの?」
そんな疑問を持つ人も多いと思う。
実は、金利の動きには“怖い面”と“うれしい面”の両方がある。
今回は、そのバランスをやさしく整理してみよう。
金利が上がると何が変わるの?
金利が上がるというのは、「お金を借りるコストが上がる」ということ。
そして、投資の世界では金利と債券(国債など)の値段が“シーソーのような関係”になっている。
金利が上がると、新しく発行される債券の利回りが高くなる。
そうすると、昔の低い金利の債券は魅力がなくなって、値段が下がってしまう。
その結果、債券をたくさん持っている投資信託は、一時的に基準価額が下がりやすくなる。
株式にも影響はある。
企業が借りるお金のコストが上がることで、利益の見通しが少し厳しくなるからだ。
特に“成長株(グロース株)”と呼ばれる企業は影響を受けやすい。
一方で、銀行や保険など“金利が上がるともうかりやすい業種”はプラスに働くこともある。
どんな投資信託が影響を受けやすい?
金利上昇の影響を受けやすいのは、長期債を多く含む債券型ファンド。
たとえば10年や20年といった長い期間の国債中心の投資信託は、金利が上がると値動きが大きくなりやすい。
また、海外の債券を多く持つファンドは、為替の影響も加わるため注意が必要。
もちろん、だからといって「全部売ったほうがいい」という話ではない。
金利が上がる局面は、運用環境が“変わる”というだけ。
少し中身を見直すチャンスだと考えるのがいい。
投資信託については↓こちらで詳しく解説しているよ!
インデックス投資を知ろう!一人暮らし大学生の投資計画
金利上昇に強い投資信託もある
短期債を中心にしたファンドは、金利が上がるたびに新しい債券を高い利回りで買える。
つまり、長い目で見れば金利上昇がプラスに働くこともある。
株式と債券を組み合わせた「バランス型ファンド」も、資産全体の動きをやわらげる効果がある。
最近では、「金利変動に強い運用」や「為替ヘッジ付き」のファンドなど、金利上昇を意識した商品も増えている。
焦らずに、今の時代に合った選び方をすればいい。
金利が動くとき、どう行動すればいい?
金利が上がると相場も動く。
でも、そんなときこそ落ち着いて、自分のポートフォリオを確認してみよう。
債券に偏っているなら、少し株式や現金を増やす。
逆にリスク資産が多いなら、守りを固める。
「続けられる投資」を作ることが、長く資産を育てるコツだ。
一時的な値動きに振り回されるより、自分の投資がどんな仕組みで動いているかを理解しておくことが大切。
金利上昇も、長い投資人生の中のひとつの波にすぎない。
まとめ
金利が上がると、たしかに市場はざわつく。
けれど、それは悪いことばかりじゃない。
低金利でお金が動きにくかった時代から、ようやく“金利が息を吹き返す”時期に入ったとも言える。
投資信託の値動きが気になったときは、「今はどんな仕組みが働いているのか」を一歩引いて見てみよう。
その理解が深まるほど、相場の変化を怖がらずにいられる。
金利上昇は、投資家にとって不安とチャンスが入り混じるタイミング。
大切なのは、慌てず、自分の資産を見つめ直すこと。
波の中でバランスを取れる人が、結局いちばん強い。
投資をする上で気をつけるべきことは↓こちらで解説しているよ!
[重要]投資初心者が気をつけないといけないこと3つ

コメント